さて、今回の記事の主題はウズベキスタンの最新版交通事情についてです。実は大学進学前の春休みに友達と2人で中央アジアを旅してきました。といってもウズベキスタン+1日タジキスタンということでほとんどウズベキスタン旅行です。日程をかなりじっくりかけて旅してきたので割りといろんな交通機関を体験してきたつもりです。筆者もある程度事前に調べてからウズベキスタンを訪問しましたが、変わっていることもあったので記事にしたいと思います。
ウズベキスタン主要な公共交通機関
まずはさらっと主に観光客が観光途中で使うと思われる交通手段についてお教えします。もしもうご存知の方でしたら、飛ばして次にお進みください。
旅行好き(海外旅行好き)の方なら旅行先での交通手段というとタクシー、電車、バスあたりがふつうに思い浮かぶと思います。ここウズベキスタンでもほぼ同じです。ただし、ここウズベキスタンはソ連圏でしたので、特有のマルシュルートカというやつもあります。これは基本小規模のバス(車体は乗り合いタクシーにめちゃくちゃ似てる)と同じだと考えてもらって大丈夫なのですが、ちゃんとした停留所はなく、降りるところは自己申告であることから旅行者にはやや難しめの交通手段となっています。
また、バスは基本現地民の重要な公共交通機関の役割を果たしているため、旧市街を走っていることはあまりなく、新市街を行き来している感じでした。
タシケント以外の観光王道都市(サマルカンドやブハラ、ヒヴァ)では大体の観光客はイスラム建築、モスクを見に来ているため旧市街だけの滞在となることも多いと思います。
そのため、筆者もサマルカンドとタシケントのみでバスを利用し、ヒヴァとブハラはほとんど徒歩で観光しました。特にヒヴァはまるでテーマパークのように観光地がぎゅっとあつまっていますので、歩きでも全然可能なくらいでした。
どこの国にいっても交渉のなさから旅行者から大人気の配車アプリはここウズベキスタンにもあり、yandexというものがあります。日本でいう、UberやGoなんかと同じです。
多くの国でも導入されている地下鉄に関しては、ウズベキスタンにもありますが、少なく首都タシケントにしかありません。
では具体的にそれぞれの交通手段に関して説明していきます。
1.yandex(配車タクシー)
これはウズベキスタンにいく旅行者ならマストの配車アプリです。尚、登録は日本でもできますのでぜひ事前登録をおすすめします。(逆に現地にいってからだと本人確認要のSMSが届かず、利用ができない可能性があるとのことです。実際、筆者もこのアプリではありませんが、現地民との連絡のためにwhatsappを利用しようとするとSMSが何度やっても日本の番号では届かず、ダメでした。)
重要な利用可能都市ですが、筆者訪問時ではタシケント・サマルカンド・ブハラ・ヌクスで利用が可能でした。事前に仕入れていた情報ではヌクスでは利用できないときいていたのですが、試しにアプリを開けてみると利用可能でした。ヌクスへは飛行機で行ったのですが、yandexが利用可能とはしらず、空港をでたところにいる客引きのタクシーを利用したところ、大体普通の料金の3-4倍もの料金をとられていました。
ヌクスはウズベキスタンにきて初めての観光だったので相場がわからずうっかり払ってしまいましたが、それ以降は絶対に料金しないと肝に銘じました。ほんと、yandexが使えるエリアでは客引きタクシーは百害あって一利なしですので利用しないように!!
上記の利用可能エリアではもちろん鉄道の駅、空港でも利用可能ですので必ず客引きを振り切ってから配車してくださいね。
支払いに関しては現金とクレジットカードが使えます。これは正直どっちもどっちかなと思います。普通はお釣り問題がほぼ確実に出てくるので絶対にクレジットカードのほうがいいです。(実際に筆者はウズベキスタンについて間もないのころにお釣りを1000sum(日本円で約10円)くらいしか持ってないひとにあたってしまい、実際20000sum(約200円)だったところ100000sum(約1000円)を払うことになったこともあるくらいです(泣))
もちろん、それでも日本のタクシー料金くらいになるだけなのでそんなに大事ではないのですが、気持ちとしては大分落ち込みますよね。普通は近くのお店で適当なものを買ってお金を崩せばいいんですが、これがまた早朝の空港行きの車内でのことでやってる店があるはずもなく(タシケント空港での体験ですが、さすがはウズベキスタン、首都の空港なのに売店がほとんどありません。)チェックイン締め切り時刻も刻一刻と迫っており、仕方なく払うことにしました。
運転手さんも悪い人ではなくロシア語と現地語しかできないため、懸命に翻訳アプリを使っていろいろ伝えてくれて、カードにあとで返金する(実際にはカード支払いにしていないためこの辺はどうやってするのか謎です。おそらくどっかのタクシー会社に所属してそうな雰囲気だったので可能なのか?)ということで写真を取られたのですが、カード番号どころかセキュリティ番号すらとられてもう不正利用しまくりの状況となってしまったのでタクシーを降りたとたん、すぐにカード会社に利用をストップしてもらいました。
その後もおそらく返金できない旨を伝えるために電話をかけてきたほどですが、もう正直めんどくさかったので電話にでませんでした。
そんなこんなで絶対クレジットカードのほうが良いと思い、私も途中からクレジットカード払いにしたのですが、クレジットカードも慣れていないと注意が必要です。自動的に料金を引き落とすことができるようになるため、ドライバーが勝手に場所がよくわからないところに停まって、その分の待ち料金を取ることができる上、一番最悪なドライバーはピックアップ場所から数十メートル離れているだけで客がいないと判断しキャンセル料金をとってくるドライバーもいました。
そんなこんなで、当然流しタクシーを使うよりかはマシですが、配車アプリ特有のデメリットも割りとあるので注意も必要です。
実際にヌクスで使った客引きタクシーはお金をたくさん持ってたのでお釣りも当然潤沢にある感じでした。
2.バス
次にご紹介するのはおそらく一番現地民が日常で利用しているであろう、バスです。なんといってもこれの最大のメリットはその運賃でしょう。ウズベキスタンのバスは長距離バス等特別なものを除いてどこまでいっても2000sum(20円)で利用することができます。日本じゃとても考えられない値段で利用することができます。
ただしこれのデメリットは先ほどもうっすらと紹介しましたが、旧市街のエリアでは普及していないこと。観光客にとっては特に首都タシケントやサマルカンド等でお世話になることが多くなると思います。タシケントには地下鉄がありますが、駅近に観光施設があることが少なくまた乗り換え駅が1つくらいしかない(東京や大阪の便利な地下鉄とはわけが違います)のでバスのほうが速いことが多いです。
しかもウズベキスタンの普通のバスでは台湾等でおなじみ、乗るときには手をあげることが外国ではいくつかありますが、それは不要です。日本と同じような間隔で来たら止まってくれるのでただ乗るだけです。
運賃支払いが少し特殊でこれはどのエリアでバスにのるかにもよりますが、タシケントなど人口が多いエリアではバスに乗る人もその分多いため運賃を回収する人間が運転手とは別にいることが多いです。その人に降りるときに支払います。ちなみにさすがに2000sumに対して100000sum支払いはやばいですが、人間が手動で回収しているので5000sumをはらって3000sumのお釣りくらいだとくれます。バスでお釣りが戻ってくるのは大分でかいです。
ここで余談になりますが、バスに乗って驚いた点は意外にもウズベキスタンでは女性の権力が高いこと。なんと女性が多くなってると女性専用エリアたるものがバスの中にでき、私は男性でしたのでそこにいるとどくように指示されました。もちろん日本の女性専用車両みたいにはっきり明記されているわけではなく暗黙の了解的なもんでしょうか。さらには女性のおばさんの権力が最も高く、優先座席でもないのに座っていると変わるように運転手に指示されるほどでした。
3.マルシュルートカ
お次に紹介するのは日本ではおそらくきいたこともないであろうマルシュルートカです。これはどこからどの路線がでているかあまりにもわかりずらい(おそらく中距離バス(車体は乗り合いタクシーっぽい)てきな位置づけでマップにも乗り換え案内としてでてきづらいです。)ため、筆者もあまり利用しませんでした。
唯一利用したのはサマルカンドからタジキスタンに入国するため、国境付近の町にいったときとタジキスタンからまた国境付近の町へ帰るときくらいです。ただこれもタクシーに比べると4分の1くらい安くなるのであれば積極的に利用したいところです。
情報収集としてはいろいろな人のブログみるとか現地人に現地できいてみるくらいしかないですね。
4.タシケントメトロ(地下鉄)
その次にご紹介するのはタシケントメトロです。これはその名の通り首都タシケントでのみ走っている地下鉄です。これのメリットもやはりその運賃で今のところバスと同じどこまでいっても2000sum制度を採用しています。将来的には日本と同じように距離によって変動する運賃システムに変えていく予定だとか…
ただ交通手段としては駅間間隔が割りと広くタシケントの街自体がむちゃくちゃ広いこともあって観光にはそこまで役立つことが少ないです、というか駅チカのホテルが高級ホテルを除いてめちゃくちゃ少ない印象です。バス利用したほうがはやいやん!ってなってしまいます。(もちろんバス停は多く存在します。)
ですので交通手段として利用することもあるにはありますがそれよりは地下鉄に乗ること自体が観光スポットとなっています。
理由はそれもそのはず、地下鉄各地の駅構内がめちゃくちゃキレイなので行く価値ありです!映える写真がいっぱいとれます。下に筆者が利用した駅のホームの写真を載せていきますのでお気に入りのホームを見つけてみてください!
qiyot bekat |
5.ミニバス
最後にお伝えするのはミニバスです。これは難易度が高すぎて結局筆者も使うのを断念したものです。まず、一応存在するのはするんですがお客さんがいっぱいなのかあまりに高速で通過するので手を挙げて乗車したい意思をしめすに至らないくらいです。
おそらくこれはバスとは違い手を挙げる式だと思います。実際に現地人も手を挙げていたような…
さらにはバス停にいつまで経っても来ないこともありほんとよくわからん交通手段でした。一応タシケントではマップでは立派な交通手段としてでてきます。しかし、誰が使えんねん!って感じですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はウズベキスタンの最新交通手段の記事を書いてみました。まだまだ情報不足が否めないウズベキスタン観光ですが、この記事を読んでぜひお得に移動してくださいね!
また当分ウズベキスタン関連の記事が続くと思いますのでぜひご期待ください!
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