冬の青森観光は自然体験の代わりにストーブ列車に乗ってみよう!【津軽五所川原−金木:体験記】





みなさんこんにちはー!今回は津軽五所川原から津軽中里までの区間で冬場限定で運航されているストーブ列車をご紹介します。

今ではストーブ列車は主に乗車することが目的の観光列車になってしまいましたが、それでも一気に昭和前期にタイムスリップしたような感覚に陥るほど感慨深かったです。

平成に生まれた世代が昭和っていうのもね…(笑)

冬のシーズンは青森の自然の面からみると、どう考えても閑散期になってしまうと思いますので、ぜひこの記事を読んでストーブ列車に乗るのも候補として考えてみてください!


ストーブ列車って?






ではまず、ストーブ列車のさまざな情報をお伝えしていきます。

そもそもストーブ列車とは津軽鉄道という、鉄道会社が運行しているもので、この会社は1路線(津軽五所川原−津軽中里)しか保有しておりません。

また、この路線はもちろん観光用だけでなく、市民の生活の足となってもいますので、冬場を除きすべての時間で普通の列車が走っています。

しかし、冬場は日中に3往復限定でこのストーブ列車を運行しています。

では具体的にストーブ列車がなぜ運行されているのかというと、冬の寒さが厳しい青森だったからだとされています。

この列車は昭和5年から運行を開始したもので、その当時はエアコンなどそんな便利な電化製品はもちろん無かったので、暖を取るために開発。

そして、戦争のときは一時休止していたものの、現在に至るとのことです。

また、わざわざ観光用に整備されたきれいな列車ではなくしっかり歴史のある列車が現在もストーブ列車として走ってくれています。

ちなみに、ストーブ列車乗車の際は乗車券とは別にストーブ列車乗車券というものが要ります。

もちろんそれを払っても乗る価値ありだよ!


このストーブ列車は詳しく言いますと、12月1日から3月末まで運行されており、約4ヶ月間に渡って運行されていることになります。

ストーブ列車の詳しい内容に関しましては、以下の公式サイトをご覧ください。(時刻表などのデータが掲載されています。)


では実際に私がストーブ列車を実際に体験したのを写真を交えてお伝えします!

ストーブ列車乗車体験記



さて津軽鉄道の始発駅、津軽五所川原駅の駅舎です。

この駅からストーブ列車の運行が始まります。

青森市内、弘前市内から五所川原へはJRの鉄道やバスなど公共交通機関を使って訪れることができますが、どちらも極端に運行本数が少ないのでご注意ください。


そして先ほどもお伝えしましたように、津軽五所川原から行き先(今回私は途中の金木駅までとしてみました)までの乗車券とストーブ列車券を購入する必要がありました。

このストーブ列車に乗る際は津軽フリーパスを持っていても乗車券含めて新たに買わなければいけません。

そこまで運賃が激高ではないのにも関わらず、このように今の時代では珍しいしっかりとした紙の切符をもらえたので、嬉しかったです。

ぜひこれもお土産として持って帰りましょう!

それぞれの行き先の詳細な運賃は、先ほどの公式サイトをご覧ください。


発車時刻からかなりギリキリの時間にホームへ降り立ったので、もうストーブ列車が入線していました。

ちなみに、ストーブ列車が運行される便でもすべての両がストーブ列車というわけではなく、一般の車両も連結して運行されています。

一般の車両だと津軽フリーパスを使っても金木までは無料で乗車することができるので、行きはストーブ列車、帰りは一般車両で帰るのもおすすめです。(私はそうしました。)

ちなみにさっきから津軽フリーパスって何?という方もいると思いますが、このことに関しましては次回以降の記事として出しますのでお楽しみにしておいてください。 


ストーブ列車の写真を撮るのを急ぎ、いよいよ車内へ…

もう発車すれすれの時間帯だったので、ストーブ付近の良い席は取られているかと思いましたが、意外と空いていてさらにストーブの近くには誰も座っていませんでした(笑)

これは特等席に座るしかないでしょ!

早速ストーブでは乗務員さんがなにか準備をしていますね(私はもちろん知っています(笑))。

この座席の感じが昭和感をそのまま残していて、とても趣深かったです。


これが具体的な客入りですが、思った以上にというよりめちゃくちゃ少なかったです!(笑)

ストーブ列車はこの冬期間でしか体験できない乗り物なのに、こんなに少ないのはやはり武漢ウイルスの影響でしょうか。。


さて、焼いてもらったするめを食べて…といきたいところですが、ちょっと待ってください!なんでするめがあるの?と頭にはてなマークを浮かべた方がいるでしょう。

なんとこのストーブ列車、車内販売がある電車なのです!

もうこの時点で電車好きとしてはロマンがあふれますよね〜

最近は車内販売が時代とともに取りやめになっていることも多いのですが、ストーブ列車ではまだ健在しています。なんなら実はこれが醍醐味でもあるのです!

この私も購入したするめが一番の売りですが、他にもお菓子やお土産(ストーブ列車でしか購入できない限定品)が販売されていました。

ちなみにこのするめはストーブ列車内のストーブで乗務員さんに焼いてもらうことができます!


これは実際にするめを焼いてもらっているときの写真です。ここで十分火を通したあと、乗務員さんに食べやすいように裂いてもらって完成です。

これは男のロマンが刺激されるね!


これが先ほど見せましたするめですが、お味の方はもう言うまでもないですよね。
シンプルに美味しかったです。

やはり気持ち的に家で食べるするめよりも列車内で食べるするめの方が美味しいように感じました(笑)

それと、普通焼き立てのするめはあまり食べられないので「熱い熱い!」と言いながら食べるのもまたおもしろい体験です。

あと補足ですが、このするめ、販売元が五所川原のマルコーセンターになっていました(笑)

マルコーセンターは私も記事にしましたが、のへ丼の美味しいお店ですのでぜひセットで訪れてみてくださいね。



ここで風景の写真をパシャリ。このストーブ列車の車両に乗車していると、乗務員さんが線路沿いのスポットの歴史などを説明してくれるのでその点でもおすすめです。


さらにはこんな列車までもが!(詳細はネタバレになるので控えます)


外の景色を見ながら電車の旅を楽しんでいると、あっという間に金木駅に。

この先も電車は続いていますが、やはり金木駅で降りた方は大半でした。

↑はもちろんストーブ列車車両に乗っている観光客のお話です。


また、この金木駅では何分間か停車するので、撮り鉄のみなさんにもこのスマホの機能でこんなアングルから写真を撮ることもできるのでおすすめです。

なにやら向かい側のホームから電車がやって来ていますが、なんと書いてあるか分かりますか?


正解は…走れメロス号でした!(笑)

なんでこんな列車に走れメロス号と書いてあるの?と疑問が生じる方も多いと思われますが、実は太宰治はこれから私が行く金木駅近郊の出身だそうです。

ですので、もちろん太宰治自身もこの津軽鉄道に乗っていたと考えるとおもしろいですよね。


金木駅の駅舎を見てみると、やはり「太宰のふるさと」と書かれています。

この金木駅周辺では観光スポットでもある太宰治記念館 「斜陽館」などもあるので、この辺が一体となってブランドを作っているような感じです。


実際に私も太宰治記念館 「斜陽館」に行ってみましたが、なかなか良い感じで面白かったです。

みなさんも津軽鉄道に乗って金木駅で降りることをおすすめします。もちろん、終点まで乗ってもいいのですが、終着の駅の周辺には正直に言って何もないので…

最後に


いかがだったでしょうか。今回は津軽鉄道が運行するストーブ列車の体験記をご紹介してきました。

私も計画している当初は十和田湖やら白神山地やら十三湖やらの自然スポットの訪問を予定していたのですが、どこもかしこも道路封鎖や冬季営業休止とかで大変行きにくくなってしまいます。

ましてや、私は3月に行ったので大阪ではとっくに冬は過ぎて春に入りそうなシーズンだという意識ですが、東北の3月はなめてかかってはいけませんね…(笑)

このストーブ列車はそんな冬限定の列車でもあるので、冬に青森に来た方には行かない手はないぐらいのスポットだとお伝えしたいです。

さらに、私のように学生旅であっても五所川原までは十分公共交通機関で行けるところにありますので、レンタカー借りられない勢にもおすすめです。

ぜひ津軽鉄道のストーブ列車に乗ってみてくださいね!

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今回もご覧いただきありがとうございました!



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